地図を通して知る東京 第12回  浜離宮・芝離宮

本会の定番行事も12回を数えます。今回は浜離宮と芝離宮という都立の大名庭園を訪ねました。

 5月20日(土)、大江戸線・汐留駅に集合した参加者は9名。コーディネーターの小竹本会顧問の案内で、まずは浜離宮庭園大手門口へ。

〈浜離宮庭園にて〉 潮入の池(海水を導入し潮の満ち干によって趣を変える様式の池)、2つの鴨場、鷹番所、八景山~富士見山などを順路に沿って見学。限られたスペースを広い奥ゆきに見せる作庭技術の解説などに耳を傾けながら磯の香りが漂う園内を1時間ほど散策しました。往時は見えていたはずの海や富士山のかわりに周囲に屹立しているビル群と園とのコントラストがなかなかにシュールでした。

 浜離宮を「中の御門」口から出て外構の堀と石垣を見ながら汐留通りを芝離宮へ向かう道すがら、小竹顧問の案内に力が入ります。

「この堀こそ『汐留』です。江戸幕府は外様大名であった伊達家、脇坂家、保科家に江戸湾を所領として与え埋め立てを命じた。大量の柵(しがらみ)を作り土砂が流出しないよう隙間に貝を埋めて土を盛るという当時の先端技術で東京ドーム2個分の広大な土地を出現させたのです。この水路と石垣をじっくり観察願いたい」(文言は当日配布資料より)

 江戸の名残りをとどめる遺構を前に、一同、気を引き締め直して芝離宮へ。

〈芝離宮庭園にて〉浜松町駅に隣接する当園は浜離宮同様、かつて潮入の池を有し、また庭師が工夫をこらし西湖の堤~中島~枯滝~大山など内外の名所を園内に見立てた盛り沢山な大名庭園でした。新幹線からも見えそうな所にこんな広々とした空間があったのか、これは発見だったと一同感じ入りました。

 両庭園の散策を終えたころには日も傾きかけ、浜松町で懇親会を行い、からからに乾いた喉を潤し散会となりました。


出版白門会・花見の会 石神井川沿い遊歩道散策(王子~板橋)

3月25日(土)は東京に桜の満開が宣言されてから初めての週末となりました。前日からあいにくの雨模様でしたが、当日午後、6名がJR王子駅に集合。奇跡的に雨も小止みとなり、王子駅に隣接する音無親水公園から飛鳥山を背にして出発。石神井川両岸の桜並木を眺めながら遊歩道沿いを散策しました。

 北区から板橋区にかけての石神井川べりは、桜や紅葉の名所として両岸に歩道が整備され、要所に江戸の史跡スポットなども見られます。一行はゆっくり1時間ほど歩いて板橋区加賀の金沢橋に到着。「加賀」は旧前田藩邸にちなむ地名で(加賀藩主前田家の江戸下屋敷跡)、近辺は桜の撮影に好適なスポットともなっているためしばし滞留。その後、金沢橋から遊歩道を離れてJR十条駅へ。ここで打上げからの参加者と合流し、十条駅に近接する演芸場通りの大衆割烹「田や」に入ると、改めて総勢9名が秋田料理を肴に乾杯。親交をあたため大いに盛り上がりました。

 なお今回は幹事中心の実施となりましたが、次年からはコロナ禍以前のように広く会員の皆さんに参加いただけるような花見の会にしていく予定です。


地図を通して知る東京 第11回  石神井公園周辺

 最近の天候不順な空が、絶好の「街歩き日和」になりました。

出版白門会としては、実に3年ぶりの企画になりました。コロナ禍も徐々に改善され日常が戻ってきた感じです。

今回の街歩きは小竹顧問にコーディネートを、白門39会/白門練馬区支部の生田様にご案内をいただきました。

 午前11時に石神井公園駅前に集合→お昼ご飯を仕入れ→石神井池畔を左回りで散策→練馬区立石神井公園ふるさと文化館→三宝寺池畔を右回りで散策→ふるさと文化館分館→<昼食>→厳島神社→石神井氷川神社→石神井城址→石神井池

という流れで存分に「石神井公園」を楽しみました。

ふるさと文化館分館には「練馬ゆかりの文士」の紹介がありました。太宰治と競うように作品を発表した檀一雄の生涯が詳しく解説されていました、檀一雄の他には、真鍋呉夫・草野心平・前田純敬・坂口安吾・五味康祐・庄野潤三・松本清張と蒼々たる文士が石神井周辺に居を構え執筆していたようです。石神井公園は都心とは思えないほど緑多く自然豊かな場所のなので文士に好まれるのも頷けます。

 天気にも恵まれ、生田様の素晴らしいご案内をいただき、楽しいひと時を過ごしました。


2022年第23回総会開催

コロナ禍第7波になる直前に何とか、3年ぶりに総会を開催することができました。

<総会議案>

第1 号議案令和3 年度事業報告

第2 号議案令和3 年度決算報告・監査報告

第3 号議案令和4 年度役員(案)

第4号議案令和4 年事業計画(案)

第5号議案令和4 年度予算(案)

を満場一致で承認可決となり、新執行部のもと動き出しました。

 

総会終了後、場所を隣室に移し、懇親会を行いました。

懇親会には、

来賓は学校法人中央大学清川昭常任理事と中央大学学員会野口曻兵副会長にご挨拶をいただき、中央大学の今として、法学部が2023年4月に茗荷谷キャンパスに移転、同じく2023年4月に駿河台キャンパス(旧駿河台記念館跡地)にロースクール・ビジネススクールの移転と学員会本部の移転が行われる旨をご報告いただきました。

乾杯は出版白門会の竹林新会長のご発声で3年ぶりのうっ憤を晴らすかのように新体制の下声高らかに発声が行われ会食が始まりました。

そして今回の懇親会の初企画として、「出席者近況報告(1 分間スピーチ)」を行い各々報告を行いました。宴たけなわ名残惜しい中ではありますが、中締めは出版白門会一戸新副会長が行い、楽しいひと時が無事終わりました。


2021年新年会「新春講演会」講師訃報

コロナ禍の中、苦渋の選択として開催した「2021年新年会」はZoomを活用して開催いたしました。

藤井輝明氏(昭和58年経済学部卒)(岐阜聖徳学園大学看護学部特任教授)に講師をお願いいたし、1時間にわたり、講演をいただきました。講演内容の詳細は会報「出版白門第40号」にございますのでご覧ください。

「新春講演会」後、講師の藤井輝明氏が5月5日に急逝されました。ここに謹んでお悔やみ申し上げます。氏のライフワークであった「ふれあいタッチ授業」「容貌障害ともに、今を生きる」といった講演活動は先日、YahooNewsにも掲載されました。ぜひ一度アクセスいただきお読みいただけましたら幸いです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/05870ce19e7cb170b63592c2c398992a297a9447

https://withnews.jp/article/f0211109000qq000000000000000W0h410101qq000023871A

また、

出版白門第40号…講演内容紹介

出版白門第41号…追悼

もこのホームページよりアクセスください。


第22回定期総会について

昨年に引き続き、2021年度も「コロナ禍」の終息が見込めず、苦渋の選択ではありますが、昨年同様、第22回定期総会におきましても、「書面決議」という形をとらせていただきました。決議の内容は下記のPDFにございますので、会員の皆様はご確認をお願い申し上げます。

社会が「コロナ禍」に打ち勝ち、従来の「対面での総会/新年会」の開催に運べるよう祈念いたします。

ダウンロード
第22回総会書面決議報告
第22回書面決議.pdf
PDFファイル 61.1 KB

第21回定期総会について

 第21回定期総会については、昨今の「コロナ禍」の影響で「一堂に介しての開催」を行うことができず、苦渋の選択ではございますが、「書面での報告」「書面での決議」にて開催いたしました。

 書面決議の結果につきましては、下記のPDFデータにて公開いたしますので、ご確認をお願い申し上げます。

 なお、「コロナ禍」の影響で活動に制限がかかり、会員の皆様へは例年と異なりイベントの開催・情報の提供などが少なくなるかもしれませんが、幹事会(幹事会もZoomを活用)にて最善の方策を議論しながら会員の皆様へご連絡をいたす予定です。何卒、「コロナ禍」という現状をご理解いただけますと幸いです。

ダウンロード
書面表決結果報告.pdf
PDFファイル 57.3 KB

第20回定期総会開催

 記念すべき第20回定期総会が令和元年7月19日(金)、大村雅彦中央大学理事長、黒田克司中央大学学員会副会長の2名を来賓に迎え、会員37名の出席の下、千代田区神田神保町の出版クラブビルで開催された。

 冒頭、昨年12月にご逝去された小関前副会長に黙祷を捧げた。その後、風間会長の進行により、30年度事業報告、決算報告、令和元年度役員、事業計画、予算の5議案について報告・提案が行われ、全議案が原案通り承認された。役員改選では、2名の新役員が誕生した。書記に平成29年卒の立石将太郎さん(トーハン)、組織委員長に平成30年卒の山本興陽さん(ダイヤモンド社)が就き、課題であった役員の若返りが一歩進んだ形となった。2名からは、フレッシュな所信表明の挨拶があり、期待を込めた温かな拍手で就任を祝った。

 第二部の懇親会では、いつもとは趣向を変え、校歌斉唱で幕を開けた。続いて来賓の大村理事長からは大学の中長期事業計画に触れ、2023年度からの法学部都心移転は社会的にも大きなインパクトがある。OB、OGのご支援をお願いしたいとの挨拶に続き、学員会黒田副会長からは、大学の2025visionの実現で母校の価値を高めていく為に、250の支部で応援していきたいとの挨拶があった。続いて挨拶に立った風間会長からは20周年の節目にあたり、この会が今後も続く為には若く優秀な人材が必要。出版白門会が先頭に立って出版界を盛り上げていこうと乾杯の音頭を取り、懇親会がスタートした。

 初参加者紹介では、凸版印刷の三崎崇之助さん、文学部3年の現役中大生の村嶋章紀さんより自己紹介があり、会場からは盛大な歓迎の拍手が沸き起こった。

恒例の「テーブル対抗中大クイズ」では、20周年にちなみ、数字の20に関する難問(例えば中大野球部の背番号20の選手のポジションは?)が続き、4問を終わって全5チームが1問正解という低回答率で並び、最後の決勝問題を見事に制した竹チームが優勝を飾った。続いて、恒例の土屋会計監査のリードで応援歌とエールで大いに盛り上がりを見せ、最後に、森副会長の中締めで、名残を惜しみつつ閉会となった。


文真堂書店視察と親睦の旅 7月13〜14日

 初日(7月13日)正午、高崎駅に集合した6名+高崎に赴任中の会員1名で駅近くのお蕎麦屋さんで結団式の後、レンタカー2台に分乗して店舗ごとに特色を持たせた文真堂書店さん3店舗への視察研修に向け出発。

 それにしても超まじめな出版白門会。幹事の旅行には必ず書店ストアコンパリゾンが付き物だ。

一店舗目は倉賀野店へ。タイムスリップゲオとして、本はもちろん、CD、DVD、コミックのセルとレンタル、そしてTVゲームのセルと買取まで幅広い需要を満たしている。明るい店内に店員さん入魂のPOPがひかる。来店された読者に、この1冊をなんとしてでもお伝えしようという熱意がひしひしと伝わってきた。

 二店舗目は新しく展開を開始したフィットネス事業の第2号店「スポーツクラブアクトスWILL_G上並榎」へ。書店の併設事業として現在最も有望視される施設だ。その運営には様ざまな施策が展開されている。一方そのチラシから地域最安値をかけての激しい競争を感じた。

 三店舗目はブックマンズアカデミー前橋店へ。言わずと知れた大型書籍専門店。前橋・高崎地区の知の集積として地域の期待を一身に背負っているお店だ。

 以上1952年(昭和27)創業の老舗の最前線は、われわれに様ざまな顔を見せてくれた。今後の高木新社長の手腕に期待して止みません。そしてわれわれを温かく迎えてくれた社員の皆様に誌面を借りて感謝申し上げます。

さて、翌日が降雨の予報だったので、少し早めに視察を切り上げ、翌日に予定していた吹割の滝観光を済ませ、一路今夜の宿へ向かう。途中で入手した沼田の地酒「左大臣」など、二次会用の飲み物も各種用意、今夜の酒宴が楽しみになる。

 遅れて駆けつけた2名の会員を合わせて9名の宴会。用意した飲料が不足すれば宿の自販機から調達(自販機が売り切れになった?)。みんなで床に就いたのは午前2時になってしまった。教訓➡二次会三次会のビールはケースで買っておこう‼(笑)

 不安的中し二日目は雨模様。

 ゴルフ組4人が出発した後、観光組5名は朝食席に大瓶のビール付き。但し運転担当の2名は除く。起床時から出発間際までの温泉入浴や買い物など、宿でゆっくりと時間を過ごし、出発が10時半過ぎ。

 さらに予定していた真田の郷観光も省略、高崎単身赴任中の会員兼ドライバーの案内通りに途中の街道筋の売店で昼食用の「鳥めし弁当」を入手。

 昼食会場として訪れた道の駅では飲み物(アルコール入り泡吹き飲料)が入手できないため、片道15分のコンビニまでドライバーさんに調達を依頼。弁当も飲み物も美味しかったなァ。その後、足利にある栗田美術館へ向かう。途中で文真堂さんの4店舗目を視察。

 このお店はGEO(レンタルビデオ店)を併設。店内にはゲームコーナーも。

 午後3時ころ美術館に到着。ここは伊萬里、鍋島の磁器を展示するためだけに創建された美術館。創立者・栗田英男氏は白門法科出身(中退)。昭和20年代に衆議院議員3期当選の鉱山主。

 江戸期に海外に輸出された伊萬里、鍋島に限定して買い集め、その蒐集数は世界最大級だそうです。そのスケールに圧倒! そして伊萬里に感動! 一見の価値があります。

 ここで会員Tさんと別れ、ゴルフ組がホールアウトした頃にあわせて、美術館から高崎駅へ向かう。

8名が合流し、二日間ツアーの打ち上げ会、挙行。楽しかったですね。

 なお、雨と濃霧の中でラウンドしたゴルフ組の成績は50年間の機密、封印されるとのこと。

帰路、7名で新幹線に乗車、さすがに車中では打ち上げ2次会にはなりませんでした。

 次回の研修企画あるいは食い倒れ企画、会員の皆さんの参加をお待ちしています。

 


地図を通して知る東京 第10回 荻窪界隈

 出版白門会の定番行事となった「地図を通して知る東京」。記念すべき10回目は、

「荻窪の文化に触れながら、まち歩き」と題し、荻窪界隈の文学遺跡や文化人の旧邸宅跡を、

地図を片手に散策した。

 5月18日(土)の午後、荻窪駅北口広場に参加者8名集合。小竹顧問、土屋氏の案内で

駅北側エリアからスタートした。地元杉並に根ざし地域文化振興に力を注いできた土屋氏の熱のこもった

案内に一同感心しつつ、弁天池公園(郷土博物館分館)⇒ウェルファーム杉並(太宰治旧居跡)⇒井伏鱒二邸、

大山邸とまわるころには、予定時間を大分超えていた。

 押せおせとなっても全然気にしないのが出版白門会。後半の駅の南側は、小竹顧問の案内で、

長屋門⇒西郊ロッジング⇒かつら文庫(石井桃子)⇒大田黒公園(大田黒元雄)⇒角川庭園(角川源義)

⇒荻外荘(近衞文麿)と、荻窪所縁の文化人の邸宅をまわる。5月にしてはやや蒸し暑い気候の中で荻窪駅南口

に無事帰還し解散。

 駅前の「寄港地」(出版人が多く立ち寄る店とのこと)にて懇親。一同、乾いたのどを潤し大いに盛り上がった。


出版セミナー開催報告

 2月19日(火)18時30分より、出版白門会会員14名、会員外参加者13名、 業界紙3名が参加して、中央大学駿河台記念館において「万引防止出版対策本部の活動と書店における万引防止の弱点対策」というテーマで出版白門会主催の出版セミナーが開催された。

 セミナーの第一部では、万引防止出版対策本部事務局長の阿部信行氏が万引問題の現状を各種データを基に解説し、合わせて同本部のこの一年の活動を報告した。第二部では新入社員やパート、アルバイトのためのロスプリベンション教育用ビデオの上映を行い、第三部では株式会社ウェリカジャパン代表取締役で書店の万引防止の指導に長年かかわってこられたコンサルタントの豊川奈帆氏が、書店現場における万引き被害の実態とそれが書店経営に与える深刻な状況を数値をもって解説した。万引きの実態については、例えば高齢者による万引率が、青少年に比べて統計上は急増しているようにみえるが、青少年は逃げ足が速く、捕まることが高齢者に比べて少ないからで、統計だけを見て判断すると実態とずれると言った話もあった。また、監視カメラなど、防犯機器がある所ほど店員が機器に頼って油断しやすいので万引きがやり易いと言った、意外な事実も報告された。

 今後の対策としては、社員教員の充実は当然のこととして、地域書店間での万引き常習者の情報共有、書店による共同防犯プロジェクトの促進、警察との連携、万引き被害に対する損害賠償請求制度の普及などが提起された。

最後に質疑応答があり、参加者からは踏み込んだ、具体的な質問も出されて、この問題への関心の大きさを改めて認識させられた。セミナーを通じて、具体例による実態報告と捕捉に係る留意点や法的問題が解説され実戦的なセミナーとなった。

 

■講師略歴

<阿部信行>1979年トーハン入社。その後99年書籍部長、01年広報室長、06年図書館営業部長、08年全国出版協会・出版科学研究所出向を経て、16年トーハン退職。17年特定非営利活動法人全国万引犯罪防止機構に加入.同年9月、万引防止出版対策本部設立とともに事務局長就任。

 

<豊川奈帆>1996年大手電機メーカーのセキュリティー担当SE、2000年合資会社ウェリカジャパン設立同社代表就任、2006年株式会社ウェリカジャパンに組織変更、同社代表取締役就任。●店舗の万引き・内引きを中心としたロス対策コンサルティングを行う。●防店舗セキュリティーの勉強会を開催、店舗とセキュリティー機器会社と共に費用対効果実験や映像モニタリング業務などを行い、セキュリティーの啓蒙活動に努める。●トーハン、日販の他、商工会議所等各業界団体などでの講演を行う。●三洋堂書店加藤和裕社長との共著に「万引きさせないお店にする法」(KADOKAWA/中経出版)、単著に「店員ができる万引対策」(明日香出版社)がある。

 


2019年新年会開催

 1月25日、会員38名出席のもと、出版白門会新年会が開催された。会場は、昨年まで使用していた神楽坂の出版クラブが、ビルの老朽化に伴い昨年10月に神保町に移転した為、今回は真新しい出版クラブビルで初開催となった。第一部の新春講演会では、86年法学部卒で、「脳科学捜査官真田夏希」「謎ニモマケズ」など幾つもの人気シリーズを持つ作家、鳴神響一氏を講師に迎え「職業作家への道を辿って……いま思うこと」と題し学生時代から公務員を経て、今に至るまでの起伏に富んだ半生と、物語の編み出し方など創作の秘密の一端が語られた。

第二部の懇親会は、風間会長より「書籍、雑誌とも売り上げ低迷が続き、瀬戸際まで来ているが、出版物は絶対に無くならない。会員の皆さんでこの出版界を活気付けて戴きたい」との挨拶に続き、乾杯の音頭をとり、スタートした。

 初参加者はいなかった為、ともに10数年ぶりの出席となる、有斐閣OBの望月さん、河出書房新社の七澤さんより、久しぶりに参加しての感想、近況を語って戴いた。続いて、恒例の新春ビンゴ大会、土屋会計監査の歌唱指導による校歌斉唱、エールと続き、最後に森副会長の中締めで名残を残しつつお開きとなった。その後、場所を映画「舟を編む」にも登場した人気の居酒屋「酔の助」に移した二次会も、多くの参加者で遅くまで盛り上がった。


第18回能楽鑑賞会~国立能楽堂~

師走に入った12月8日(土)、恒例の能鑑賞会が開催されました。

会の発足と回を重ね、今年は18回目を、迎えました。

内容は

狂言 文相撲 (ふずもう) 善竹 忠重(大蔵流)

能  経正 (つねまさ)  替之型(かえのかた)角 寛次朗(観世流)

でした。

京都・仁和寺御室御所に仕える行慶(ぎょうけい)僧都は、法親王の命により、一の谷の合戦で討ち死にした平経政(経正)(たいらのつねまさ)を弔うこととなりました。そこで琵琶の名手として知られた経政が愛用した青山(せいざん)という銘の琵琶を仏前に据え、管弦講を執り行う…そんなストーリーです。

例年の能の内容に比べて「軽い」「テンポが速い」そんな感覚を味わいました。

鑑賞後は場所をレストランに移し、懇親会を行いました。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、

今回は「能と言えば…白石さん」の白石さんが体調不良で初の不参加という、会にとっては一味違った一日になりました。当日のマネージメントを白石さんに変わり丹田さんが勤め楽しい懇親会になりました。


第19回定期総会開催

 第19回定期総会が7月20日(金)、記録的な猛暑の中、大橋正和中央大学常任理事、瀬川徹中央大学学員会副会長の2名を来賓に迎え、会員36名の出席の下、今年10月に神保町の新ビルに移転する為、当地での開催は最後となる神楽坂の出版クラブ会館で開催された。

 会の冒頭、ご逝去された濱田前会長と雨谷前理事に黙祷を捧げた。その後、風間会長の進行により、29年度事業報告、決算報告、30年度活動、予算の4議案について報告・提案が行われ、全議案が原案通り承認された。また、役員については、改選期ではない為、風間会長以下全員が留任となった。

 第二部の懇親会では、来賓の大橋常任理事の挨拶で、学部の新設(国際経営学部、国際情報学部)、法学部の都心回帰の進捗状況、長岡支部から寄贈された錦鯉、中大出版部の将来像まで、多岐に亘り報告があった。瀬川副会長からは、挨拶の中で11月開催の関西支部ミーティングの紹介と、中大ブランド力強化への協力の呼び掛けがあった。続いて風間会長が「出版物は人間を育て、国を育てる大事なもの。厳しい状況であるが、我々の活動で出版物を広めていきたい」と乾杯の音頭を取り、懇親会がスタートした。

 初参加者紹介では、ロイター通信・宮崎亜巳さん、今年3月卒業したばかりのダイヤモンド社・山本興陽さんの2名より自己紹介があり、会場からは盛大な歓迎の拍手が沸き起こった。

 恒例の「テーブル対抗中大クイズ大会」では、例年にも増して難問が続いたが、見事、鶴テーブルが4問全問正解で優勝を飾った。続いて、恒例の土屋会計監査の歌唱指導による校歌斉唱、応援歌、エールで大いに盛り上がりを見せ、最後に、森副会長の中締めで、名残を惜しみつつ閉会となった。

 

 


地図を通して知る東京-第9回-日本橋~人形町

 本会の恒例行事となった「地図を通して知る東京」。毎回、地図を片手に様ざまなテーマで江戸東京のスポットを楽しく見て歩いています。9回目の今回は、日本橋~人形町を有志13名で歩きました。

 東京オリンピックを間近に控え、洗練された観光スポット化しているこのエリアは、実は江戸東京の名残を留める史跡・モニュメントも豊富です。

6月9日土曜。低気圧の接近で心配された空模様も何とかもった昼過ぎに、日本橋「滝の広場」前に集合した一同、行程のはじめはもちろん日本橋の道路原票から。小竹顧問の先導・解説で橋の周囲だけでも、魚河岸発祥地であったり船着き場であったりと様ざまな説明を要することにまずは感心しました。

 さて一行はまず老舗商店を見ながら日本橋三越方向へ。コレド室町の裏手にある福徳神社(別名「芽吹稲荷」)を参拝。徳川家康も訪れたという古社で一日の無事を祈りました。同社の筋向かいに古河グループの祖・古河市兵衛の住居跡があり、ここから薬種関係のエリア(武田薬品工業本社、医薬品問屋街)、和紙で有名な小津和紙(小津史料館併設)、江戸の徳の高い奉公人・於竹(おたけ)さんに因む井戸や奉公先の馬込勘解由屋敷跡、宝田恵比寿などをめぐりました。

 その後、江戸の「安政の大獄」で吉田松陰、橋本佐内らが処刑された江戸伝馬町処刑場跡、彼らを供養した大安寺、小伝馬町囚獄跡に立ち寄って、人形町のエリアに突入。薬研堀不動院、賀茂真淵旧居跡、末廣神社(葭原神社)を経て、甘酒横丁裏手の江戸吉原(葭原遊郭跡)ほかを詣でました。

 立寄先は盛りだくさんでしたが、歩いてみると意外にそれぞれが近い位置関係で、地下鉄の駅などを基準に考える距離よりコンパクトに感じました。

 締めは人形町の居酒屋・権兵衛で。一同、乾いた喉を潤し、大盛り上がりのうちに散開しました。次回、10回目も楽しみだ。

 


2018年 新年会開催

 1月26日、厳しい冷え込みの中、東京・新宿区の日本出版クラブ会館において44名出席のもと、出版白門会新年会が開催された。第一部の新春講演会では、1月現在43万部を超えるベストセラーとなった『未来の年表』の著者であり、産経新聞論説委員の白門OB、河合雅司氏を講師に迎え、「人口減少という「静かなる有事」 戦略的に縮もう!」とのタイトルでお話を伺った。様々なデータを使い、日本の出生数、高齢者数、将来推計人口を示し、歴史上、未だかつてない量とスピードで人口減少が進んでいること、政府の進める4つの対策に加えて、今までの価値観を変え「小さくても豊かな国」を目指していくことが大事であるとの話に、出席者一同、衝撃を受けながらも、仕事やライフスタイルの新たな価値観を考える契機となり、非常に有意義な講演会であった。

 第二部の懇親会は、インフルエンザの風間会長に代わり、森副会長が挨拶に立ち、「未来の年表では、大学倒産の危機にも触れているが、中大はそうならないよう、中大の名を轟かせる活躍をしよう」との檄と乾杯でスタートした。初参加者紹介では、SBクリエイティブの伊藤さん、誠晃印刷の島田さん、図書館司書の橋爪さん(会員であるご主人の代理参加)3名の自己紹介に大きな拍手が送られた。

 続いて、恒例の新春ビンゴ大会では、初参加の島田さんが見事に1等の図書カード3000円分を獲得。土屋会計監査の歌唱指導による校歌斉唱、エールと続き、最後に一戸理事の中締めで名残を残しつつお開きとなった。


第18回定期総会開催

 第18回定期総会が7月19日(水)、猛暑の中、大橋正和中央大学常任理事、久野修慈中央大学学員会会長の2名を来賓に迎え、会員38名の出席により、神楽坂の出版クラブ会館で開催された。

 濵田会長の体調不良により、風間副会長が、議長代行を務め、28年度事業報告、決算報告、29年度役員、活動方針、予算の5議案について報告・提案が行われ、全議案が原案通り承認された。

 風間副会長が、3代目の会長となり、鹿谷理事、森理事が、副会長に、白石副幹事長が、理事に就任。濵田会長、朝妻副会長は顧問に就任した。今回の改選で、会長以下17人中、3名の新任を含む8名の顔ぶれが変わり、フレッシュな体制で2年間の任期を務めていく。

 第二部の懇親会では、最初に来賓の大橋常任理事より挨拶があり、「ChuoVision2025」に触れ、21世紀に相応しい中央大学のブランド力を持つために、アイデアと協力を呼び掛けた。次に、久野学員会会長より、「大学も大変な競争の時代に入った。10年後に生き残るために、新しい理事長以下の体制となった。是非ともご支援とご協力を」と挨拶があった。続いて、風間新会長より、「出版物は非常に厳しい状況で推移している。特に雑誌の落ち込みが激しいが、雑誌協会の理事長でもある鹿谷副会長をはじめ、ここにいる皆さんの力で、出版界を引っ張って行きましょうと、乾杯の音頭を取り、懇親会がスタートした。

 初参加者紹介では、中央大学出版部の柏木さん、診断と治療社の藤実さん、明石書店の李さんの3名より自己紹介があり、会場からは盛大な歓迎の拍手が沸き起こった。

 恒例の「テーブル対抗中大クイズ大会」では、トリビア級の難問が続き、全チーム不正解に会場がため息に包まれる場面もあったが、結局、過去最低の2問正解チームの優勝となり、商品の図書カードが贈呈された。続いて、恒例の土屋事業委員長の歌唱指導による校歌斉唱、箱根駅伝復活を祈念した応援歌、エールで大いに盛り上がりを見せた。そして、最後に、副会長を13年努めて戴き、今回、顧問となる朝妻副会長の中締めで、名残を惜しみつつ閉会となった。

 


第8回 地図を通して知る東京馬込文士村を歩く!第二弾(西馬込~馬込篇)

 都内の四大文士村、「田端」「落合」「阿佐ヶ谷」「馬込」のうち「田端」は2015年5月に歩き、2016年6月には今回の「馬込文士村」を歩いた。しかし、あまりに広域で見どころが多く、大森駅寄りの山王地区だけで終わっていた。そこで、今回(5月20日)は残り半分の、西馬込駅寄りの南馬込地区を歩いた。

 スタートの「大田区郷土博物館」では、「馬込文士村」関連の展示フロアーのみの見学のつもりが、大田区出土の縄文・弥生の遺跡紹介、遺物展示のフロアー、明治から昭和30年頃の大田区の家庭の様子を展示したフロアーなど、興味深い展示が多く、長居をしてしまった。

 熊谷恒子記念館→尾崎士郎・宇野千代→川端龍子記念館→川端康成・石坂洋二郎→萩原朔太郎→三好達治と、記念館や所縁の地の案内板を巡り歩いたが、中でも「川端龍子記念館」と、隣接する龍子の邸宅・アトリエが保存されている「龍子公園」は圧巻だった。贅沢な空間、と静謐な時間は、美術館を見慣れた人でも、一味違った感銘を受けるだろう。


2017年 出版セミナー開催

 4月26日(水)19時から中央大学駿河台記念館550号室にて

 学校図書株式会社デジタル課 課長、工藤裕氏(中央大学理工学部卒)を講師に迎え「デジタル教科書の現状」と題してセミナーを行いました。受講者は出版白門会の会員の他、一般の方も加わり最新の情報を拝聴した。

国を挙げてのプロジェクトが進むと思いきや、上手く進んでいない現状。そして2020年、東京オリンピックが開催される年に大きく変化するであろう「デジタル教科書」がどうリリースされるか?コンテンツの問題・デバイスをどう与えるか(無償?有償?)?様々な問題点を抱えている現状に我々出版業界としてどう立ち向かうか、内容の濃いセミナーでした。

 セミナー終了後は講師の工藤氏を囲み懇親会を開催し会場では伺うことができなかった細かい質問などにお応えいただき有意義な時間を過ごすことができました。


2017年 新年会開催

1月20日(金)、底冷えのする寒さの中、東京・新宿区の日本出版クラブ会館において41名出席のもと、新年会が開催されました。

 第一部は、国内最古参の半導体記者であり、産業タイムズ社社長の泉谷渉氏(1975年法学部卒)を講師に迎え、「世界IoT大戦争の中でニッポンはセンサー、ロボット、メモリーで抜け出す」とのタイトルで、トランジスタの黎明から、第四の産業革命であるIoT(モノのインターネット)までをわかりやすく解説し、具体的な会社名を挙げながら今後のセンサー分野の展望までの話を伺いました。

泉谷氏の、マル秘情報満載の講演に、グイグイとひきつけられ、あっという間の1時間でした。。講演会終了後、泉谷氏の1月下旬発売の新刊『日・米・中IoT最終戦争』は用意していた20冊をあっという間に完売しました。

 第二部の懇親会は朝妻副会長の乾杯でスタートしました。初参加者紹介では、今回から会員となった中央大学出版部の神﨑常任理事、山田副部長をはじめ、ウインダムの渡邉社長、そして、3月に卒業しトーハン入社予定の立石さんの4名の自己紹介に、大きな拍手が送られました。

続いて、恒例の新春ビンゴ大会、吉例の土屋事業委員長の歌唱指導による校歌斉唱と続き、最後に風間副会長の中締めで名残を残しつつお開きとなりました。

 


第16回能楽鑑賞会 開催

 12月10日(土)千駄ヶ谷の国立能楽堂にて行いました。

内容は

 狂言 縄綯(なわない) 善竹十郎(大蔵流)

 能  胡蝶(こちょう) 木月孚行(観世流)

です。観世信光没後500年という記念の内容でした。

 今回の参加者は出版白門会のメンバーの他に学員会の支部である「白門三九会」の先輩方も

多数参加され、総勢46名の大所帯となりました。

 鑑賞後は場所を国立能楽堂のレストランに移し懇親を深めました。


第7回 地図を通して知る東京

 出版白門会恒例の企画、今回は“赤穂浪士討ち入り”の日を約1か月後に控えた11月12日(土)に赤穂浪士凱旋の道・町を歩きました。

 集合場所の両国駅から回向院~吉良邸跡の松坂町公園~隅田川沿いを南下して芭蕉記念館~永代橋を渡って鉄砲津神社~聖路加看護大学傍の浅野内匠頭邸跡~築地本願寺と歩き、その後都営浅草線で泉岳寺駅に出て泉岳寺にお参りという、赤穂浪士が歩いたゆかりの場所を巡るコースでした。裏道から裏道へ、河岸、海岸沿いを南下するコースに赤穂浪士の思いが甦るようでした。

 レストランでの昼食、浜松町の居酒屋での打ち上げの懇親会も賑やかで、晩秋の一日を楽しく有意義に過ごしました。

参加者は11名(途中、1名早退で写真は10名)でした。


第17回定期総会 開催

 7月28日(木)、神楽坂の出版クラブ会館に於いて、神﨑茂治中央大学常任理事、中央大学学員会大木田守副会長の二名のご来賓を含む39名が参集し、出版白門会の第17回定期総会を開催いたしました。

 濵田出版白門会会長の議長による総会に引き続き開催された第二部では、来賓お二方のご挨拶の後、鹿谷理事の乾杯の音頭で懇親会が始まりました。途中、初参加者3名の自己紹介、会員の新刊紹介などがあり、その後、懇談を挟んで恒例の中大クイズが5組対抗で行われました。全4問が終わった時点で、5組が全部同点となり、決勝クイズで、会場は大いに湧きました。朝妻副会長の中締めの後は、夏祭りで賑あう、神楽坂の「鮒忠」での二次会となりました。

 なお、中大クイズの作成に当たっては、「白門58会」様のご協力により、同会の「中大検定」をリメイクして(2択を4択に)、利用させていただきました。ありがとうございました。


デジタル・オンデマンド出版セミナー 開催

 6月7日(火)17時より、「デジタル・オンデマンド出版セミナー」を「門前仲町駅」徒歩5分にある、(株)スクリーンホールディングスのショールーム、ホワイトカンバスMON-NAKAに於いて、21名の出席で開催しました。出版白門会以外にも門戸を広げた為、新鮮な顔ぶれとなり、大変有意義な研修会となりました。

 デジタル・オンデマンド出版センターの浴野、小林両氏から概要説明を受け、その後、デジタル印刷機での書籍製作工程の見学を行った。質疑応答では、色や紙に関する具体的な質問も飛び出し、ロール式インクジェット印刷機を活用した中小出版社向け小ロット低コスト出版サービスへの関心の高さが窺えました。

 終了後に開催した懇親会では、若い人の感想も聞け、大いに盛り上がりました。


第6回 地図を通して知る東京 ~馬込文士村を歩く~

 出版白門会のシリーズ企画「地図を通して知る東京」の第6回を6月4日(土)に実施した。今回は前回の「田端文士村」に続く東京の文士村の第二弾で「馬込文士村」を5人で歩いた。

大正から昭和初期にかけて、この地域に住み着いた文士・芸術家は名が通った人だけでも40名を越し、1日で回るのは厳しく、当日は山王地区のみ散策した。

 今回歩いた山王地区では、住居として残るのは徳富蘇峰邸、尾崎士郎邸位で、後は住居跡碑が建つくらいだが、町全体が概ね区画整理がされておらず、昔のままに位置すると思われる曲がりくねった道が残されており、その道の佇まいや、忽然と目の前に現れる、昭和の匂いがする建物から、在りし日の馬込文士村の面影を随所で想起しながら歩いた。

 

■当日の馬込文士村・山王地区散策ルート

 文士村レリーフ⇒天祖神社⇒大森射的場跡(日本帝国射的協会)⇒闇坂⇒望翠楼ホテル跡⇒馬込文士村資料展示室⇒善慶寺⇒片山広子住居跡碑⇒山本有三住居跡碑⇒弁天池厳島神社⇒室伏高信住居跡碑⇒室尾犀星住居跡碑⇒榊原潤住居跡碑⇒藤浦洸住居跡碑⇒徳富蘇峰旧居(山王草堂)⇒尾崎士郎記念館⇒大森貝塚碑

※その他、「馬込文士村」には、宇野千代、川瀬巴水、川端康成、川端龍子、佐多稲子、萩原朔太郎、村岡花子、山本周五郎、吉屋信子、石坂洋次郎、北原白秋、小林古径、子母沢寛、高見順、広津和郎・など、多彩な文化人が住んでいた。

 


学員会ホームページコンテストにて”佳作”受賞

 学員会の第2回目(第1回は会報コンテスト)のコンテストは、各支部が運営し支部会員・学員会会員相互の情報公開を行っている「ホームページ」でした。

 出版白門会では日々ブラッシュアップを重ねホームページを更新してきました。このたび、栄えある”佳作”を受賞いたしました。応援いただきました学員の皆様に心より御礼申し上げます。

 出版という特性を生かしたホームページ作りにこれからも精進いたします。ぜひ、これからも皆様のご支援をいただけましたら幸いです。写真は、2016年5月22日(土)に行われた様子です。


2016年 花見

4月2日(土)、出版白門会恒例の「千鳥ヶ淵・靖国の花見会」を催行しました。開花が早くなり、4月2日では葉桜ではないかと

危ぶまれていましたが、途中冷たい日が適度に入り、開花が遅れたおかげで、当日は爛漫の満開の桜を堪能しました。

靖国神社での17時からの花の宴には、12名の出版白門会会員の他、「白門三九会」と「白門四八会」からも各3名の参加があり、二次会まで続く、賑やで、楽しい集いとなりました。

 


2016年 新年会開催

 1月22日(金)18時30分から「2016年度出版白門会新年会」を開催いたしました。

 第1部は木内 昇 氏を講師にお迎えし、「これからの本のために、今できること」と題して講演をいただきました。ご自身の大学卒業後の出版業界での仕事にふれ、「編集者として、ライターとして、そして作家としての生き方や思い」を本に携わる違う立場での思いや葛藤そして第144回直木賞を受賞されての思いを語っていただきました。

 

*講師略歴*

1967年、東京生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。出版社勤務を経て独立し、インタビュー雑誌「Spotting」を主宰するなど、フリーランスの編集者、ライターとして活躍。2004年に「新選組幕末の青嵐」で小説家としてもデビューし、2008年「茗荷谷の猫」が各誌紙の書評で絶賛され大きな話題を呼ぶ。2009年、第2回早稲田大学坪内逍遥奨励賞受賞。2011年、「漂砂のうたう」で第144回直木賞受賞。2014年「櫛挽道守」で第9回中央公論文芸賞、第27回柴田錬三郎賞、第8回親鸞賞を受賞。

 

 第2部は濱田会長の新年の挨拶、朝妻副会長による乾杯の挨拶により懇親の宴が始まりました。途中、初めて新年会に参加された2名の方に一言スピーチをいただきました。懇親・ビンゴ大会などで楽しいひと時を過ごし、学員の輪が広がり、名残惜しくも森岡理事による中締めにて散会しました。

 


第92回(2016年)箱根駅伝復路応援

 新春3日(日)日中は汗ばむくらいの陽気の中、復路応援をゴール直前の「応援団」前で行いました。

 去年の10区では大きなアクシデントがあり、屈辱的な順位を味わった我が母校ですが…今年も”新強豪校”の出現により想定の順位を得ることができませんでした。

 走り終わって例年通り「渋沢栄一像」前での反省会は例年になく厳しい反省会となりました。この厳しい結果をバネに10月の予選会そして来年の本戦へと進んで欲しいものです。OBはいつでもどこでも後輩たちの頑張りを応援しています!


第15回 能楽鑑賞会

師走半ばの12日(土)に第15回の能楽鑑賞会を国立能楽堂で行いました。

演能曲

「殺生石(せっしょうせき)/白頭(はくとう)」

演者・片山九郎右衛門(観世流)

狂言

「鶏聟(にわとりむこ)/古式(こしき)」

演者・茂山良暢(大蔵流)

 

を鑑賞しました。

今回の鑑賞会には学員会副会長の関様もご参加されました。また、当会と相互交流を行うため、白門三九会の有志の皆様もご参加され、楽しい午後のひと時となりました。鑑賞後には場所をレストランに移し簡単な打ち上げを行いました。

 


第24回ホームカミングデー特別企画

創立130周年記念 論文コンテスト

努力賞受賞

 

当会の高木組織委員長が「創立130周年 中央大学の未来へ~私の提言」をテーマにした論文コンテストにおいて「努力賞」を受賞しました!

論文の題名は「コミュニケーション大学への歩み」です。数多くの参加者の中から栄えある賞を受賞されました。おめでとうございます。

 

他の受賞者はこちらです。

http://www2.chuo-u.ac.jp/gakuinkai/jiho/news/ronbun_kekka.html

 


第16回 定期総会開催

 日中の暑さそのままの29日(水)18時30分から出版クラブ2階にて2015年度出版白門会第16回定期総会が開催されました。

議案は

第1号議案:平成26年度事業報告(案)

第2号議案:平成26年度決算報告(案)・監査報告

第3号議案:平成27年度役員(案)

第4号議案:平成27年度事業計画(案)

第5号議案:平成27年度予算(案)

の5つであり、濱田会長の議事進行のもと、竹林幹事長・藤原会計・矢下会計監査・土屋事業委員長がそれぞれ報告を行い、満場一致の拍手で承認されました。

 今年は第3号議案にある役員改選も行われ、雨谷理事・後藤理事・金田理事・阿部組織委員長・丹田広報委員長が退任され、新しく森岡理事(トーハン)・高木組織委員長(トーハン)・北村広報委員長(医学映像教育センター)が着任しました。

 総会終了後場所を移動し懇親会を開催しました。懇親会開催に先立ち、室 勝弘中央大学学員会副会長より来賓挨拶をいただきました。中央大学の卒業生で出版業界という枠組みで集う組織は他の学員会支部(年次・地域支部)とは異なった形ではあるが業界を卒業生で支える…非常に頼もしい支部である、とお言葉をいただきました。

 風間副会長の乾杯の挨拶の後会員相互に懇親しテーブル対抗クイズでは第3問目までは各テーブル不正解と難解な??問題に一同苦慮しました。

 今回の総会・懇親会には入会予定の佐野さん(平成26年卒・トーハン)浅野さん(平成27年卒・トーハン)も登壇しフレッシュマンとしての挨拶がありました。

 宴最後には恒例の??土屋事業委員長指揮による校歌斉唱と応援歌斉唱で中央大学の発展と出版業界の同窓の益々の繁栄を願いエールを送りました。宴たけなわの中、朝妻副会長による中締めを行い余韻を残したまま解散となりました。


2015年 新年会開催

2015年1月23日(金)18時30分から「新春講演会&新年会」が開催されました。

第1部の講演会では同窓である濱嘉之氏による講演が行われました。警察、会社設立、国会議員秘書を経て、物書きに手を染めた経過等、現在の政治、経済、外交を踏まえて普段耳にすることができない範囲まで語っていただきました。11月に出版された「オメガⅡ 対中工作」(講談社文庫)、最新刊の「電光石火 内閣官房長官・小山内和博」(文春文庫)の執筆背景にも触れられました。

第2部の懇親会では、濱田会長の挨拶、今回は学員会支部の相互の親睦を図る目的もあり、「57ネット」の皆様のご参加と挨拶をいただきました。また、現役学生(商学部3年生・文学部3年生)の参加もあり、将来出版界で働きたい!という有望な2人も参加しました。


第91回(2015年) 箱根駅伝復路応援

2015年1月3日、出版白門会恒例の箱根駅伝の復路応援に、所属会員8名が参加しました。(1名は親子4人での参加)

応援終了後は、有楽町の国際フォーラムにある東天紅での57ネット主催の会に有志が合流し、合同での懇親会となりました。

同会には「白門1984会」「隅田白門会」の皆さんも参加し、学員会が目指す、各支部間の交流の活性化のモデルとなるような、和気藹々と賑やかで楽しい会となりました。


第14回能鑑賞会

平成26年11月8日(土)13時より、千駄ヶ谷にある「国立能楽堂」にて第14回の能鑑賞会を開催しました。

この鑑賞会は国立能楽堂で行われた11月の「普及公演」を観覧しました。

内容は

狂言…伯母ヶ酒

能…安達原

です。

年1回ではありますが日本文化に触れる絶好の機会でした。昨年と違い今年は開催時期が1ヶ月早まったため会員の参加が例年より少なかったですが、「白門39会」の皆さんと合流し観賞しました。終了後は能楽堂の食堂で懇親を深めました。


箱根駅伝予選会応援~昭和記念公園

 10月18日に立川で開催された「箱根駅伝予選会」で中央大学は7位に。来春の「箱根駅伝」に出場が決定し、 喜ぶ選手たち。2年連続の予選会、来年は予選会応援が必要なくなるようになって欲しいものです。

 「バンキシャ!」でお馴染みの野村修也教授も、忙しい中応援に 駆けつけていました。


第15回定期総会開催

 第15回定期総会が7月24日(木)、猛暑の中、来賓に大村雅彦常任理事、大木田守学員会副会長を迎え、39名の出席者を集め、出版クラブ会館で開催された。

 濵田博信会長の開会挨拶に続き、議事に移り、25年度事業報告、決算報告、26年度活動方針、予算の4議案について報告・提案が行われ、全議案が原案通り承認可決された。なお26年度役員については改選期でない為、濵田会長以下20名の役員・幹事が改めて確認された。

 第二部の懇親会では、来賓の大村常任理事より、中央大学の近況として、深澤新理事長の就任、グローバル人材の養成が世界に向け、大きな展開を遂げつつある事、大木田副会長より、231ある学員会のネットワークを強化して、来年の130周年に向けていく事が、挨拶で述べられた。続いて森武文理事の乾杯で、懇親会がスタート。初参加者紹介では、今年の卒業生を含め、4名が自己紹介を行い、会場からは盛大な歓迎の拍手が起きた。恒例の「テーブル対抗中大クイズ大会」では、来賓の2名にも参加戴き、中大に関する難問に頭を捻りながら、大いに盛り上がりを見せた。最後は、恒例の土屋隆一事業委員長の歌唱指導による校歌の斉唱、安部英行理事の中締めで名残を惜しみつつ閉会となった。


第4回地図を通して知る東京~谷根千

5月17日(土)、第4回街歩きの企画を行いました。

今回の街歩きの場所は


根津駅南口→弥生美術館と竹久夢二美術館弥生式土器発掘場所佐藤ハチロー居住跡地根津神社観湖楼跡鴎外記念館→千駄木駅→へびみち旧藍染川三浦坂大名時計みかどパン・ヒマラヤ杉日本美術院谷中墓地・徳川慶喜の墓→日暮里駅→夕焼けだんだん・谷中銀座


です。このコースを一日かけ新緑の日差しの下、散策しました。


第3回 電子書籍セミナー開催

 2月5日(水)19時から文化通信社編集長の星野渉さんを講師に迎え「立ち上がりつつある市場と出版社などの取り組み」というテーマで講演をいただきました。

 2010年…650億

 2011年…629億

 2012年…729億

と、右肩上がりで市場規模が拡大している電子書籍市場の裏側を教えていただきました。

 米国では電子書籍が発展して紙媒体が減少したという流れ、一方日本では雑誌を始めとする紙媒体の書籍の市場規模低迷から電子書籍が普及したという流れ…電子書籍の産まれた背景の違う点から今後の日本の電子書籍の活路どう見出し、販促→売上という点にも言及し内容の濃い講演を拝聴しました。


2014年新年会開催

 2014年1月24(金)、日本出版クラブにおいて
出版白門会新年会を開催しました。
 当日は第一部が、本学出身の松村美香氏の「臨場感を
伝え、真理を追究する」と題する講演、第二部が会員
懇親会でした。講師の松村氏は「第1回城山三郎経済
小説大賞」の受賞者で、国際開発コンサルタントと小説
家としての立場から、一般的になじみのない国際開発の
現場の貴重なお話や、同氏の小説作法などに付いて
の興味深いお話をお伺いすることが出来ました。
 第二部では、浜田会長、風間副会長、鹿谷理事の
各氏よりの個性豊かなご挨拶などがあり、2名の初参加
者を含めた懇親会場は大いに盛り上がりました。
同窓のありがたさで、上下の隔たりなどなく忽ち打ち解け
アットホームな雰囲気と笑いに包まれた会場でした。


2014年箱根駅伝復路応援

新春3日に箱根駅伝復路の応援に行ってきました!

前年の途中棄権というアクシデントにより本戦への出場には10月の予選会を通過して今年も出走しました。まだまだ本調子ではない母校、残念ながら総合15位となり、今年の秋の予選会をへて来年へ向かう形になりました。

選手の皆さん、この結果を糧に来年へ向けて頑張ってください!


第13回能鑑賞会

平成25年12月14日13時より、千駄ヶ谷にある「国立能楽堂」にて第13回の能鑑賞会を開催しました。

この鑑賞会は国立能楽堂で行われた12月の「普及公演」を観覧しました。

内容は

狂言…痩松 

能…夜討曽我 大藤内

です。

年1回ではありますが日本文化に触れる絶好の機会でした。会員から14名が参加し、終了後は能楽堂の食堂で懇親を深めました。